[4044]ガラス国内3位/セントラル硝子の銘柄分析・研究

総合評価C
[4044]セントラル硝子の高配当株としての銘柄分析

こんにちは、高配当株研究所、所長のトラ男です。
今回はガラスメーカーでもあり、化学メーカーでもあるセントラル硝子を高配当株として分析、研究していきたいと思います。

セントラル硝子とは

セントラル硝子はガラスメーカーとして国内3位の化学メーカーです。

株主還元方針

セントラル硝子は配当利回り4.22%(2023/12/1終値ベース)となり、13期連続非減配となっています。
23/3期~25/3期の中期経営計画での株主還元方針は以下の通りです。

◆株主総還元性向:30%以上
◆DOE(自己資本配当率):3.6%
◆自己株式取得:基本は配当の基準とするDOE指標ベースと株主総還元性向ベースでの
配当額で調整が必要な場合に検討

中期経営計画などIR資料を見る限りではPBR1倍を意識はしているようですが(現在PBRは0.61倍)、株主還元やIRに力を入れているという印象ではありませんでした。

HPの投資家向けの早分かりセントラル硝子はいまだに前中期経営計画の数字のままでした(汗)

セントラル硝子HPより

株主優待

株主優待制度はありません。

配当とEPSの実績推移

セントラル硝子は配当利回り4.22%(2023/12/1終値ベース)となっています。
配当増配率とEPS成長率は以下の通りです。

セントラル硝子直近10年直近5年直近3年平均
配当増配率10.7%11.1%10.7%10.9%
EPS成長率6.8%4.2%19.5%8.0%
[4044]セントラル硝子の配当増配率とEPS成長率

配当金とEPS(1株利益)の推移をグラフで見てみます。

[4044]セントラル硝子の配当金とEPS推移

配当金とEPS(1株利益)の推移を見てみると減配しないために配当性向がかなり高い年もありました。DOE採用銘柄ということで減配の心配は少ないですが、今後の安定した増配がどこまで期待できるかは未知数だと感じました。

決算期18/3期19/3期20/3期21/3期22/3期23/3期24/3期(予)
配当金50円75円75円75円75円115円115円
配当性向68.1%40.1%47.3%246.8%9.4%28.5%
伸び率±0%+50.0%±0%±0%±0%+53.3%±0%
配当金の推移と伸び率

株価推移

セントラル硝子の株価は10年月足チャートですが、景気の良し悪しと業績の良し悪しによって上下しているという印象です。

[4044]セントラル硝子の株価推移(10年月足チャート)

セントラル硝子の高配当株としての評価と投資判断

セントラル硝子の配当利回りは4.22%(2023/12/1終値ベース)で13期連続非減配のDOE採用銘柄となっています。

[4044]セントラル硝子の高配当株としての銘柄分析

現在配当利回りは4.22%でB評価。配当増配力はC評価、総合評価はCとしました。

セントラル硝子に投資した場合、配当金のみでの元本回収率は10年で61.3%、15年で115.0%、20年で194.1%というシミュレーション結果となりました。
受け取り配当金のみで投資元本を回収するには14年かかるシミュレーション結果となりました。

セントラル硝子10年元本回収率15年元本回収率20年元本回収率投資元本回収期間
投資元本回収率61.3%115.0%194.1%14年
[4044]セントラル硝子の投資元本回収率

個人的には2,113円以下になったら購入検討ラインかと感じました。

みなさんの投資判断の参考になれば幸いです。

※本記事は株式の取得、売却、保有等を推奨するものではありません。投資は自己判断でお願いします。

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