こんにちは、高配当株研究所、所長のトラ男です。
今回は5大総合商社の中でもトップの三菱商事を高配当株として分析、研究していきたいと思います。
三菱商事とは
三菱商事は5大総合商社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅)の中でも時価総額トップ(10兆3125億円)の企業となります。日経225指数にも採用されています。
三菱グループの中核企業となります。
株主還元方針
三菱商事は配当利回り2.93%(2023/11/17終値ベース)となります。
株主還元方針は以下の通りです。
累進配当を採用。総還元性向40%を目途に株主還元を実施。
累進配当を宣言しており、7期連続増配中で8期連続増配予定となっています。
また自己株式取得にも積極的です。
株主優待
株主優待制度はありません。
配当とEPSの実績推移
三菱商事は配当利回り2.93%(2023/11/17終値ベース)で、7年連続増配の実績があります。
配当増配率とEPS成長率は以下の通りです。
三菱商事 | 直近10年 | 直近5年 | 直近3年 | 平均 |
配当増配率 | 11.1% | 11.4% | 11.4% | 11.3% |
EPS成長率 | 11.9% | 16.2% | 36.4% | 17.4% |
配当金とEPS(1株利益)の推移をグラフで見てみます。
決算期 | 17/3期 | 18/3期 | 19/3期 | 20/3期 | 21/3期 | 22/3期 | 23/3期 | 24/3期(予) |
配当金 | 80円 | 110円 | 125円 | 132円 | 134円 | 150円 | 180円 | 210円 |
伸び率 | – | +37.5% | +13.6% | +5.6% | +1.5% | +11.9% | +20.0% | +16.7% |
過去実績を見ると年率11%ほどの増配は期待できそうです。
株価推移
三菱商事の株価は10年月足チャートで見ると右肩上がりとなっています。特にバフェット効果で今年は大きく上昇しています。
三菱商事の高配当株としての評価と投資判断
三菱商事は7期連続増配の実績を持つ累進配当銘柄で現在利回りは2.93%(2023/11/17終値ベース)となっています。
配当利回りは3%を切っており決して高くはありませんが、累進配当を宣言しており配当増配力も高いため長期で保有したい銘柄と言えるでしょう。24年1月に株式分割を行いますが、NTTも分割後に大きく値を下げましたので同じようにそのタイミングで狙っていきたいと考えています。
現在配当利回りは2.93%でC評価。配当増配力はB評価。増配力の高さを考慮して総合評価はBとしました。
三菱商事に投資した場合、配当金のみでの10年後の元本回収率は56.6%、15年後の元本回収率は128.2%、20年後の元本回収率は266.2%というシミュレーション結果となりました。
受け取り配当金のみで投資元本を回収するには15年かかるシミュレーション結果となりました。
三菱商事 | 10年元本回収率 | 15年元本回収率 | 20年元本回収率 | 投資元本回収期間 |
投資元本回収率 | 56.5% | 128.2% | 266.2% | 15年 |
個人的には6,800円以下になったら積極的に購入したいと感じました。
みなさんの投資判断の参考になれば幸いです。
※本記事は株式の取得、売却、保有等を推奨するものではありません。投資は自己判断でお願いします。
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