こんにちは、高配当株研究所、所長のトラ男です。
今回は海上土木大手の東洋建設を分析、研究していきたいと思います。
東洋建設とは
東洋建設は海上土木の大手です。
最近では洋上風力事業にも力を入れています。
株主還元方針
本日2023/4/4に配当方針が発表されました。
それにより24/3期は配当性向100%となり、配当利回り6.80%(2023/4/4終値ベース)で高配当株として非常に高い水準にあります。
PTSではストップ高の1,077円をつけていますが、それでも配当利回りは5.85%になります。
現在の株主還元方針は以下の通りです。
配当性向を100%で下限配当 50 円とする(~26/3期)
下限配当50円、自己資本比率 40%目安に積極的配当継続(27/4期~)
株主優待
株主優待制度はありません。
配当推移と5年後の期待配当利回り
配当金の増配率は平均で年率21.4%と配当性向100%の影響で高い増配率となっています。
EPS成長率は平均で年率0.6%とほぼ横ばいとなっています。
東洋建設 | 直近10年 | 直近5年 | 直近3年 | 平均 |
配当増配率 | 17.5% | 10.8% | 36.1% | 21.4% |
EPS成長率 | 14.2% | -7.0% | -5.3% | 0.6% |
配当金とEPS(1株利益)の推移をグラフで見てみます。
22/3期が無配となっていますが、これはインフロニアHDによるTOBがあったためであり業績が悪かったためではありません。結局TOBは任天堂創業家の資産運用会社の介入で不成立となっています。
配当金の平均増配率は年率21.4%ですが、EPS成長率が低いため5年後の配当金は53円予想としました。現在株価(PTSの1,077円)で購入すれば5年後の配当取得利回り(YOC)は4.92%になっていると期待できます。
株価推移と5年後の期待株価
東洋建設の株価は直近10年の月足チャートで見ると2022年にTOB不成立に終わりましたが、その関係で大きく上がっています。
東洋建設 | 直近10年 | 直近5年 | 直近2年 | 平均 |
株価上昇率 | 11.7% | 9.7% | 28.1% | 16.5% |
株価上昇率は直近10年平均で年率16.5%で、配当性向100%の株主還元やその後も積極的な株主還元を続けることを考えると5年後の予想株価は1,938円になっていると予想しました。
東洋建設の高配当株としての評価と投資判断
東洋建設は本日発表した株主還元方針によって今期から3か年は配当性向100%をコミットしました。
またその後も下限配当を50円とし自己資本比率40%を目安として積極的配当を継続するとしています。
PTSではストップ高の1,077円となっておりもし1,077円で購入したとしたら下限配当50円で考えても配当利回りは4.64%が数年間保証される形となります。
東証のPBR1倍大号令によってこのような企業が今後も続くのでしょうか。楽しみです。
東洋建設の5年後における総合期待リターン(株価上昇+配当益)は+113.6%の予想で、総合評価はBとしました。
ただ明日以降の株価がどう動くのかでこの予想はかなり当てにならないだろうと個人的にも思っています。短期組も入ってくるでしょうから焦って取引しないようにしたいところです。
なお期末一括配当であることもご注意ください。
みなさんの投資判断の参考になれば幸いです。
※本記事は株式の取得、売却、保有等を推奨するものではありません。投資は自己判断でお願いします。
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